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今でも実家にあるリビングは自分にとってセピア色に見えて、切なくなります。

291: 大人になった名無しさん 2005/06/26 07:46:27

1/3

俺が20歳の時おふくろが病気で死んだ。
「もう長くない」そう親父から言われた時は頭が真っ白になった。

変にプライドが高くて、キレやすくて、学歴コンプレックスみたいな
ものを持ってる人だった。
俺が専門学校行ってるのも周りには大学に通ってるって話してたりして。
自分が恥だと思われてる気がして、何度もそのことで喧嘩になった。
正直、良い母ではなかった気がする。
ただお袋もそんな自分との葛藤があったんだろうとも思う。

子供の俺から見ると金持ちで、高学歴で、オシャレな毎日をおくる人生
みたいなものを欲しがってた人なんだと思う。
でも俺は大学を蹴って、自分のやりたいことのために専門学校へ行った。
正直、お袋の望む人間にはなれていないんだろうといつも思ってた。
でも俺のために、プライドが高いお袋が親戚に頭を下げてお金を工面して
くれたことも知っていた。

学校卒業して、自分の夢に近づける仕事をして、いつか自分の働いた
金でお袋に何か買ってやりたい、お袋が回りに自慢までいかなくても
堂々と本当の俺のことを話してくれるようになりたい、そんな事をい
つも考えてた。
何より、お袋の望むものを与えてあげたかった。

でも、俺が卒業しないうちにお袋は死んでしまった。
結局お袋が望む事がなにもできなかった気がして。
お袋が「自分は不幸だ」なんて思いながら、惨めな気持ちで死んで
いったんじゃないかって、今でも時々考える。







292: 大人になった名無しさん 2005/06/26 07:48:35

2/3

ちょっと話が変わるけど、俺が中学生ぐらいまでは結構家が金持ち
だった。
2階建ての家に家族4人で住んでたけど、一階のリビングにお袋が
結構高級なインテリアを少しずつ揃えてた。
お袋は「お友達が来たときお茶でも飲めるリビングがほしい」って
50万近くするカーペットや、カーテン、絵画が少しずつ増えてい
った。
正直俺や親父は「綺麗な家」みたいな物に関心がなく、お袋は汚い
家が嫌だったんだと思う。
人目を気にするお袋は、俺の友達でも家に人を絶対に入れなかった。
そんなお袋のリビングも、親父が多額の借金を隠してたことがわかって
から物が増えることはなかった。
詳しくは知らないけど、結構な額だったらしい。
お袋の性格上、親父は言い出せなかったんだと思う。

お袋が死んで片付けを手伝うため実家に帰った。
俺が専門学校に通うため一人暮らしを始めた時、お袋は単身赴任して
た親父の所に家を借りて引っ越したから、実家というか何というか、
初めて行く実家だった。

とても小さい家だった。
俺が一人暮らししてるとはいえ、引っ越す前の家と比べるとあまりに
狭く、汚い家だった。
借金と、俺の学費、かなりきつい生活だったんだと思う。
お袋の一番嫌な、「惨めな生活」だったのかもしれない。
とりあえず一息つこうとリビングに行った。


293: 大人になった名無しさん 2005/06/26 07:50:02

3/3

狭いリビングとも呼べないようなボロ部屋に、不釣合いなお袋の集めた
インテリアがぎゅうぎゅう詰めに置いてあった。
部屋が狭いから、カーペットは端が壁にめくれあがって、傷つけたくない
んだろう小洒落たテーブルにはビニールシートみたいなのを敷いて、その
上には花じゃなく、新聞や親父の灰皿が乗って汚れていた。
親父のタバコのヤニで黄色く汚れた壁には絵が飾ってあって。
ソファーはもうスプリングがいかれて誰も座ってなかった。

それを見たとき切なくてどうしようもなかった。
何ていうか、死ぬまで叶わなかったお袋の「理想」って言うか。
そういうのを見た気がした。
広いリビング、お洒落なインテリア、友達を招待してお茶飲んで。
それが夢だったんだと思う。

それを望んでいる事も知ってたから、そんな生活をさせてやりたいって
思ってた。
でも結局俺は何もしてやれなかった。、
いつも「お母さんね、才能あると思うんだよ」とか言いながら、色んな事を
してたお袋の姿を思い出した。
理想とかけ離れたリビングの座布団に座って、絵を描いたり、小説書いたり
してるお袋の姿が目に浮かんで泣けてきた。

その時はそんな事思いもしなかったけど、今は解る。
お袋は気づいてたんだと思う。
自分にそんな才能は無いことも。
全て理想でしかないことも。
でも最後までかっこつけたかったんだと思う。
ホントの自分はこんなんじゃないって信じたかったんだと思う。


めちゃくちゃ長くなってスマソ。
文章力無いんで意味不明かも知れないけど、
セピア色の思い出っていうか、今でも実家にあるリビングは
自分にとってセピア色に見えて、切なくなります。



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