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親友だと思っていた奴がとんでもないほら吹き野郎でそいつにいいように言われて人間不信になった

196: 大人になった名無しさん 2013/02/07 01:15:01

兄貴が鬱になった。

親友だと思っていた奴がとんでもないほら吹き野郎でそいつにいいように言われて人間不信になったらしい。
オトンは酒飲んで暴れるし、オカンは親戚の顔色伺って兄貴につきっきり。
家に帰れば兄貴の奇声とオトンの罵声が飛び交っていた。
オカンはその二人の間をわたわたしていた。
うちは家に帰ったらすぐに自分の部屋入って携帯ばかり触っていた。
そのうち学校の代表で地区の陸上の選手に選ばれた。
いっぱい練習した。なんでかわからんけどすごい必死に練習した。
大会では自分よりでっかいこがいっぱいいた。でも絶対に負けたくなかった。
結果、優勝した。大会新記録。
その日は、久々にリビングにいった。
そこにはオカンと兄貴がいた。思わず胸に抱えていた賞状を背中に隠した。
オカン、いつのまにこんなにやつれたんだろ。
オカンが弱弱しく笑った。「どうしたの?」目をそらしてしまった。
「・・今日大会で・・・一番になった。」
オカンは少しぽかんとして「・・・そう、おめでとう」兄貴をちら見しながらいった。
うちは・・・うちは背中の賞状をギュッと握りしめて自分の部屋に駆け込んだ。
泣いていた。どうしようもないなんでかもわからない感情にただただ戸惑っていた。
一番を取ったのに全然うれしくなかった。
その日の夜兄貴が自殺しようとした。オカンは焦りながら泣きオトンは事情聴取かなんかされてた。
真夜中の病棟。静かに眠る兄貴を横目に見ながら「なんで死ななかったの」と考えてるうちがいた。
まるで自分がいないような感覚。兄貴が狂ってからもうずっと感じていた。
いつも帰ったら中心に兄貴がいて兄貴しか見ない両親がいる。
どうしたらこっちを向いてくれるの?うちのことも見てよ。
陸上を頑張ったのは一番取りたかったわけじゃない。
親にうちという存在を認めてほしかったから頑張れた。
でもそんな努力しても所詮無駄だと分かったとき、うちは期待することをあきらめた







197: 大人になった名無しさん 2013/02/07 02:06:04

続き

夜中こっそり家を出ていたらそのうち夜の友達ができた。
話をしたら皆同じような境遇でいいやつらだった。
夜中にパトカーから逃げたり、誰かの家でまったりするのは居心地がよかった。
ある日、兄貴と口論となった。発狂した兄貴が台所から包丁出してきよった。
ドラマのシチュエーションのように脈がゆっくりとでも大きく聞こえた。
でもどこか冷静なうちもいてこれでこいつ刺したら刑務所行きだなんて考えてた。
そんなこと考えてたからか、「殺したいなら殺せよ」なんて口走っていた。
兄貴は泣いていた。震えながら「脅しじゃない。俺をなめるな」といった。
オカンはヒステリックに泣いていた。オトンが帰ってきた。
そのあとどうなったのかは思い出せないけどしばらくして夜の友達が来た。
そいつの顔を見た瞬間、何かがはじけたように震えと涙が止まらなくなった。
あぁ、うちさっきもしかしたら死んでたのかもしれないという実感が今まで感じたことのない恐怖だった。
突然に驚く友達がとりあえず引っ張り出してくれた。オトンは何も言わなかった。
その日はたまり場の家で寝た。必死に嗚咽を沈めようと考えてたら寝ていた。
翌日登校時刻を過ぎてから家に帰った。制服を着てすぐに学校に行った。
家族とはそれ以来話さないまま月日が流れた。それでも毎晩ドアの前にご飯が置かれていた。
休みの日突然兄貴に呼び出されしぶしぶ部屋に入った。
正直めちゃめちゃ怖かった手の震えを隠すようにせ胸を張って腕組みをした。
沈黙は永遠のように感じた。

「ごめん」

唐突すぎるその言葉が、今までのすべての事について述べていることに気が付くのに少々時間がかかった。
しばらくして兄貴が泣き出した。震える手を見て、なんだ、同じだったんだと思ったらうちもいつの間にか泣いていた。

今兄貴は通信制の学校を卒業し、専門学校に通っている。
寮で暮らしながら同い年のとても超超超優しくて姉御肌の彼女と仲良く暮らしている。
うちはまだ実家暮らしでオカンと喧嘩しながら暮らしてる。
オトンは単身赴任だけどしょっちゅう帰ってきて、その度に兄貴は彼女を連れてきて一緒にご飯を食べる。
あの頃はこんなふうに普通の家族生活を送れるようになるなんて夢にも思ってなかったけど、
今こうして幸せに暮らしています。



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[ 2013/10/10 00:01 ] 兄妹 | CM(0)

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