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「あの人誰だっけ」と言う友達に「初恋の人だっちゃ」と答えてAちゃんは去っていった。

186: 大人になった名無しさん 2008/08/17 15:12:54

自分的にかなりせつない話しを一つ。興味無い人はスルーで。

俺の出身地は当時日本で最も共産党員が多い市で、
しかも同じ地区内に公明党員がわんさかいるという非常にあれな環境だった。
少し離れた地区にいくといわゆる「地」の人間で固められた自民党地区もあったが
うちの地区はまるで境界線でも引いたようにスパッと共産/公明とわかれていた。
選挙がある度に二つの熱心な党員が無党派の人間を巻き込んで毎度トラブルを起こしていた。
俺の家庭はというと親父は頑なに国労を貫き通す鉄道マン、お袋は世間知らずのお嬢様で
頼まれると断れない性格らしく、一時期聖教新聞と赤旗新聞を同時に取っていた。
で、いつのまにか熱心な共産党員になってしまい(多分良くしてくれていたババアが共産党の幹部だった)
生協は始めるは近所にビラをくばりまくるはで今思えばかなり痛い状態だった。

話しは少し飛ぶが俺が小学生の時近所に凄いかわいい子がいた。
その子(以下Aちゃん)はクラスも同じで席も近かった事もあり
仲良くなっていつのまにか二人で遊ぶようになった。多分初恋だったと思う。
ある時地蔵盆があって俺は意気揚々と友達と出かけたが肝心のAちゃんが見当たらない。
誰に聞いても茶を濁したような答えで要領を得ない。
しばらくしてせめてお菓子だけでも届けてあげたいと思い、ジュースやらポテトチップやらを
隙を見てゴッソリくすねた俺はAちゃんの家へと走った。
ドキドキしながらチャイムを鳴らすとAちゃんのお袋さんが顔を出して出迎えてくれたので。
Aちゃんにお菓子をもって来た事を伝えて「何故Aちゃんは地蔵盆に来ないのか?」
そう聞くと一瞬顔色が変わったが「Aちゃんは風邪を引いて寝ている」と言われ俺は帰らされた。
せめて夜の盆踊りぐらい来れないかと思った俺はAちゃんの家の前に立ち尽くしていたのだが、
しばらくして家の中から怒鳴り声が聞こえてきて、Aちゃんが大泣きしていた。
多分地蔵盆に行きたいとねだるAちゃんに、あんな奴と付き合うなと
Aちゃんのお袋さんが怒っていたんだと思う。







187: 186 2008/08/17 15:14:35

続き

怖くなった俺は走って地蔵盆の会場へと戻った。
帰ってくると何人かの大人に「どこに行ってた」だの「勝手にいなくなるな」
等々色々言われて俺は泣き出してその日は家に帰ってふてくされて寝てしまった。
夜、近所から盆踊りの音が聞こえてきて目を覚ました俺は一人地蔵盆の会場に行ってみた。
しかしそこにAちゃんの姿は無くて、大人が酒盛りしたり親子が楽しそうに踊っているだけで
肩を落とした俺はまた一人家に帰って行った。
当時うちは地区の持ち回りの班長だったので親は二人とも地蔵盆を取り仕切っており家にいなかった。
一人で貰ったお菓子をつついていたのだが、その時家のチャイムが鳴った。
出てみるとAちゃんだった。
Aちゃんは泣いた後みたいで目の周りが真赤になっていた。
そして俺が昼間持っていったお菓子の袋を「お母さんが返して来なさいって」と言ってうつむいたまま俺に差し出した。
俺はどうしたらいいかわからなくて「俺の家で一緒に食べよう」と言ったが
Aちゃんは「お母さんに怒られる」「食べたら病気になると言われた」と言ってお菓子の袋を半ば強引に俺に返すと
走って自分の家に帰ってしまった。
当時の俺には何が何だかわからなくてただ、ただ茫然としていた。
いわずもがなAちゃんの家は熱心な学会員でこの時の事情を理解したのはずっと先の事だった。


188: 186 2008/08/17 15:15:35

連投、長文スマソ

この時の事を俺は言っちゃダメな気がしてずっと黙っていた。
それからしばらくは気まずくてAちゃんと遊ぶ事も話す事も無かった。
当時の俺は自分がバカだからAちゃんのお袋さんに嫌われているものと思い込んでいた。
(実際リアルにテストで0点を取るようなバカだった)
ある日図工の時間に各自新聞紙を持参するよう言われた時があった。
(多分、粘土工作か何かの授業)
究極にバカだった俺は家にあった古新聞の山から何故か聖教新聞と赤旗新聞を同時に
持って行くという行為を犯した。
今思えば担任の先生の顔が引きつっていた様な気がする。
でいざ皆が先生の指示通り机に新聞を引き始めたのだがAちゃんはずっとうつむいたまま
新聞を忘れたのだった。
俺はここぞとばかりにAちゃんに新聞を貸して上げた。
こともあろうに赤旗新聞を…。
Aちゃんは「ありがとう」と久し振りに俺に笑顔を見せてくれた。
その日の放課後少年野球に入っていた俺は学校で練習をしていたのだが家に帰ってみると
何やらAちゃんのお袋さんとうちのお袋が玄関で激しく言い合っていた。
後で聞いた話しだが俺が貸したその新聞をAちゃんが家に持って帰ったらしい。
(多分出来上がった粘土細工を新聞に包んで持って帰り、お家の人に見せましょうみたいなノリ)
んなこんなで俺は次の日からAちゃんに一切口を聞いてもらえなくなり激しくへこんだ。
俺の初恋ははかなく散った。


189: 186 2008/08/17 15:17:09

これで最後、後日談

時が過ぎて成人式で俺達は再開した。Aちゃんは立派にどこぞのキャバ嬢みたいに成長し
高卒でDQN工場に勤めていた俺は周りの大学生のノリについていけず
すっかり浮いてしまい、夜勤明けで一睡もしていなかったので早々に帰ろうとしていた。
帰り際Aちゃんが声を掛けてくれた「一緒に写真撮ろう」って。
正直嬉しかったがどうせそんな写真すぐ捨てるだろうと思い「さっさと撮ってよ、俺眠いから」と
そっけない態度を取ってしまった。
するとAちゃんは「明後日引っ越すんだ私」と言って友達にデジカメを渡すと
俺に身を寄せてピースして控え目な声でこう言った。
「もうここにはいられないんだぁ、学会員皆この地区から身引いてるから…
私は興味無いんだけどやっぱ親がね」
なんて答えたらいいかわからない俺をよそに写真が撮れるとAちゃんは俺から離れて
「家に送るよ」と言ってくれた。
「あの人誰だっけ」と言う友達に「初恋の人だっちゃ」と答えてAちゃんは去っていった。
これをきっかけにAちゃんと恋が…なんて事は全く無い。
その写真は今でも送られてくる事もなく、俺は共産党員に囲まれながら今でも何とかやってる。
世の中そんなにうまい事いかんな。
長文誠に申し訳ない、お付き合いいただいた方に感謝。



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